学生の授業案内

  1. [中国コース]伊伏啓子ゼミ(中国語学):文献の講読や語彙調査を通して、漢字語彙の成り立ちやその意味変化について知識を習得し、日中間の文化交流や言語接触について学びを深めていきます。母語である日本語を再考するとともに、さらに高度な中国語を身につけ、ことばに隠された東アジアの交流の歴史をより深く理解することを目指します。
  2. [中国コース]大澤武司ゼミ(中国近現代史・日中関係):近現代中国の歴史・政治・経済・外交を主な関心の対象とし、テキスト・論文・史資料を素材として、近現代中国に関する理解を深めていきます。三年次の前期では具体的な時事問題や事件を素材として、現代中国分析の基礎的な手法を学びます。三年次の後期では、各自が研究テーマを定め、先行研究の調査・収集・整理・分析、研究テーマに関する「前史」の調査・検討・整理・レジュメ化などを通じて、卒業論文執筆に繋がる準備を進めます。四年次生は自らの卒業論文執筆に取り組むと同時に、三年次生のアドバイザーとしての役割を果たします。
  3. [中国コース]田村和彦ゼミ(文化人類学):中国の社会現象について理解を深めることを目的とするゼミです。中国社会、文化に関する論文を批判的に読み込み、中国社会や文化がどのように考えられてきたかを検討し、議論していきます。ゼミ生はそれを通して自分の関心のある問題を研究としてどのように扱うことができるかを考えていきます。
  4. [中国コース]謝平ゼミ(中国語学・中国語教育):「ことばと視点」を基本テーマとして、中国や日本の言語現象、言語事実を取り上げ、いろいろな視点から中国語学の基礎理論を勉強します。発表とディスカッションを通して、中国の言語文化に対する理解を深め、自分の考えを伝える能力を高め、問題解決能力を高めることを目標とします。3年生から卒業論文の指導を始めます。三年次の前期では、文献購読を中心に行い、後期では、論文のテーマに関する資料を調べていただきます。四年次は卒業論文を作成していただきたいと思います。
  5. [韓国コース]安藤純子ゼミ(日韓・日朝関係):「現代韓国・日韓/日朝関係」をテーマに、今起きている事(今年なら北朝鮮のミサイル問題など)について皆で議論をしています。議論を通して、知識を深めるのはもちろん、自分の考えを自分の言葉で的確に相手に伝える練習をします。
  6. [韓国コース]緒方義広ゼミ(日韓関係、現代韓国社会):いまの韓国社会について、その社会的・歴史的背景から理解を深めていきます。主に、テキストの輪読を通じ現代韓国の諸相について分析するとともに、各自の関心に沿ったテーマを設定し、情報の収集・整理、発表、そして議論を行います。世間一般のステレオタイプや偏った一部の報道などに惑わされず、より踏み込んだ韓国理解を追求していきます。
  7. [韓国コース]松﨑真日ゼミ(韓国語教育、韓国語学):韓国語教育学、韓国語学について知識を習得するだけでなく実践することを重んじるゼミです。これまでに、韓国語教科書の体験制作や、教授法に沿った韓国語作文の執筆、スピーチ理論学習を基盤に外部の韓国語スピーチ大会参加、福岡の韓国語言語景観のフィールドワークなどを行ってきました。
  8. [韓国コース] 尹秀美ゼミ (社会言語学): このゼミでは、日本語と韓国語を中心とした対照社会言語学について学んでいます。1年目は、社会言語学の基礎を身につけるために、教科書を使用しながら議論しています。2年目は、日本語と韓国語を対照研究し、各自テーマを決めて、論文の作成を行います。3年生と4年生がたくさん意見交換しながら、毎回楽しく勉強しています。
  9. [韓国コース]柳忠熙ゼミ(韓国・朝鮮文学、文化):柳ゼミでは、「韓国・朝鮮文学と文化を〈自分なり〉に理解して伝える」ことを目指しています。韓国・朝鮮の文学を一緒に読んだり映画を観たりして議論を行いながら文学テキストの分析を学びます。ゼミの最大の目的は伝統文化から大衆文化まで幅広く韓国・朝鮮文学を読む楽しさを感じてもらうことです。